AVYSS magazine » 耳中華 interview
#scrap
耳中華のインタビュー。
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― 耳中華さんの作る映像について、『笑う光』も『光のお店』も、正体不明のホームビデオ、ダンス動画、CG、不動産の紹介動画……などなど、得体のしれない(かつ妙に親しみのある)動画のコラージュになっていますね。まず、どういう意図でこういった動画をセレクトしていますか?
耳中華:匂いがわかるからでしょうか
知らないけど思い出す感じ
― :そもそもどうやって集めてくるんですか?
耳中華:YouTubeをよく観ます
― YouTubeでどうやって検索すれば出てくるんでしょう?
耳中華:思った言葉を入れればその時同じ言葉を思ってた人の動画が観れる
― なるほど……。セレクトした映像と耳中華さんのリリックの対応関係についても聞きたいのですが、一見して関係ないようにも思えるんですよね。
耳中華:共通点はないと思ってたけどよく見てみたら影の形だけ似てるような感じです
― 影の形、というと?
耳中華:角度が変わると同じ形の影になったりする
簡単には見えないけどそういう共通点があるのかなと
例えば、「レモン」と「洗濯機」だったらどっちも買えるとか
― レモンと洗濯機…?
耳中華:「レモン」と「洗濯機」には共通点がないように見えるけど、どちらも買えるから実はそういう共通点はあるっていう
他の共通点でいうとどっちも結構硬いとか
― それを言ってしまったら、なんでもアリになってしまいませんか……?
耳中華:それの究極のパズルみたいな感じです
本当の共通点を繋げていった果てで自分の心が浮き彫りになるんです
さっきのはヒントの共通点で、全部突き詰めていけば心の別の場所に正解の共通点がある
"思った言葉を入れればその時同じ言葉を思ってた人の動画が観れる"、というアンサー、インターネットって感じ